第3回 ライディングとタイヤの関連性について

前回までの記事でタイヤの外部、内部の構造についてご説明しました。
本記事では各種メーカにおけるタイヤ品質の差別化についてお話したいと思います。
各メーカのタイヤがどのような傾向で製品開発に取り組み、何を考えているのかを知ることでご自身にあったタイヤ選定を検討することができるでしょう。
 

タイヤ構造で差別化させる製品仕様

前記事で記述しましたが、タイヤには“カーカス”と呼ばれる部位があり、空気が充填されてた際においてタイヤの形状を維持して設計とおりの性能を発揮する役目をしています。
この“カーカス”はポリエステル、レーヨンなどの部材で精製されコードでゴムの被覆で覆われています。
 
これを「すだれ」のようにタイヤ内部の空気が充填される層より更に上側へ設置していくことで、空気が充填されてもそれを上から押さえ込む役目を担っています。
 
大型排気量のバイクではラジアルタイヤを利用することがセオリーとなっている昨今では、ラジアルタイヤの性能がどれだけエンジン出力を追従できるかも非常に大切な役割をになっているかといえます。
 
例えば車輌が使われるシーンにおいて、タイヤの特性をかえることでユーザー要望にあった性能を提供することができると考えられており、カーカスに使われる素材がその一部であるといえます。
 
一例としてはタイヤの発熱する速度を向上させるため使われるのが鋼材(スチール)を主要素材としたタイヤ構造があります。
具体的にはベルトにスチール系素材を採用することで、鉄系素材の繰り返される摩擦により温度を持ち易い性質を利用しており、タイヤの温度上昇率の向上を助けます。
 
これにより、暖まり易いタイヤが製造されることになり、冬場やタイヤの暖まり難い環境下でもタイヤの温度上昇が助けられることになるのです。
 
一方でスチール材を使うことでタイヤ全体の重量が増加してしまうためバネ下が重くなり、コーナリング中の安定性が低下します。また、燃費が下がるなどのデメリットがあります。
 

ケプラー材を使うタイヤのメリット

正しくはケプラーだけではなくアラミド、ポリアミドなどの材料がタイヤに使う部材として考えられており、これらの材料を使うことでタイヤ重量を軽減することができます。
 
バイクや自動車においてバネ下の重量(サスペンションより下)を軽くしつつもタイヤ耐久性を向上していることなどから、ロングライフが考えれます。
特にコンパウンドが進化している現在においては熱が入り難いという弱点であった上記部材を使ったタイヤも克服されています。
 
上記のようなタイヤはミシュランが得意でしょう。
昔からパイロットスポーツなどといったレース向けタイヤは熱が入り難いことで非常に有名でしたが熱を入れることができればかなりの性能を発揮するタイヤとして有名でした。
 
同時に熱が巧く入れられないユーザーからするとグリップ低下によるスリップダウンのリスクが考えられました。
  
ミシュランタイヤに対する評価はその頃から賛否両論でしたがパイロットパワーの出現辺りから評価が少しずつ変わり始めました。
 

ブリヂストンタイヤの特性とピレリタイヤの特性

ブリヂストンはミシュランやピレリが使う手法と、スチール材を主要とする設計の両者を取り入れつつ有利なファクターを強調させたタイヤと言えると思います。
F1やMotoGPで得た情報を製品に反映してきたブリヂストンは他では真似のできない手法でライダーの希望を具現化してきたといえるでしょう。
 
ブリヂストンとは対極に位置しながらレースという現場から独自の技術でタイヤを製造してきたのがピレリです。
 
ここ数年の草レースではピレリの装着率も高くなってきました。
ピレリはイタリアの老舗メーカでありながら日本国産車での装着率(OEMとして)はまだまだ低く、TRIUMPHやDUCATIなどの輸入車でOEMタイヤとして履かれているのを目にします。
 
ピレリで最も有名なタイヤシリーズはなんといってもディアブロコルサ・シリーズでしょう。ディアブロコルサは昨今有名な手法である複数のコンパウンドを一つのタイヤに使う方法を選んでいません。
それよりもスチールベルトでタイヤ全体の剛性を確保し、その上でソフトなコンパウンドを使うことでグリップ力を稼ぐ手法をとっています。
 
更にはEPT (Enhanced Patch Technology)はピレリ独特の技術であり、どのようなバンク角でも接地面積を広く取れるよういトレッド全体にソフトなコンパウンドを使っているのです。
これら技術はピレリが率先して参加するWSBKで得たフィードバックを市販モデルに反映した結果なのです。
 

 

タイヤメーカーによるコンパウンドの違い

もう一つタイヤメーカーにより違うのはコンパウンドです。
コンパウンドとは天然ゴムや合成ゴム、カーボンブラック、油などが配合されており、これらの配合比率や配合成分がメーカにより異なるため、メーカごとのタイヤキャラクターの違いとなっていると言えるでしょう。
 
一般的には柔らかいコンパウンドはグリップ力に優れるが耐久性に劣る、ハードコンパウンドは耐久に勝るがタイヤに熱が入りグリップ力が発揮されるまでに時間がかかります。
レースにおいてはコースレイアウトや天候、ライダーの技量において適正なコンパウンドが選択されるのですが、タイヤ構造と相まってコンパウンドがメーカごとに違うため、ライダーと相性の良いタイヤ、悪いタイヤがあるのは避けられない事実なのです。

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2018-07-26
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